
この記事でわかること
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校正証明書に記載される主な項目
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どこを確認すればよいか(合否、トレーサビリティ、測定環境など)
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実務での注意点と使い方
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ISO監査でよく聞かれるチェックポイント
校正証明書とは?
校正証明書とは、 測定器が規定の基準に対して正しく校正されたことを証明する書類 です。
外部校正機関やメーカーから返却されるもので、ISO9001やIATF16949の監査でも提出を求められる重要な文書です。
校正証明書に書かれている主な項目
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校正証明書番号
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証明書を特定する番号。管理台帳とリンクさせて保管。
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機器の情報
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製品名、製造番号、型番、管理番号など。
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現場の測定器と証明書が一致しているか必ず確認。
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校正日と有効期限
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校正を実施した日付と、次回校正の目安。
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校正周期の管理に直結。
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校正機関・トレーサビリティ
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誰が校正したか、国家標準や国際標準につながるトレーサビリティ体系の記載。
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ISO審査で必ずチェックされる。
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測定環境条件
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温度・湿度など。精度が環境に依存する場合は重要。
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校正結果
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実測値と許容範囲(規格値)が記載され、合否判定が示される。
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「OK」「NG」「調整済み」などの表記を確認。
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不確かさ(Uncertainty)
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測定値の信頼性を示す指標。ISO/IEC17025対応の証明書には必ず記載。
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品質要求が厳しい場合は特に確認が必要。
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校正証明書のチェックポイント(実務向け)
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✅ 機器のシリアル番号が現物と一致しているか
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✅ 校正日・有効期限が切れていないか
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✅ 校正結果が「合格」になっているか
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✅ トレーサビリティ体系が明記されているか
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✅ 不確かさが記載されているか(必要に応じて)
これらを確認し、問題があれば現場で使用禁止(隔離)にすることが必要です。
実務での活用方法
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校正証明書は 台帳と紐づけて保管 し、監査や顧客要求に即座に提示できるようにする。
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測定器に「校正ラベル」を貼り、次回校正日を明示する。
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校正証明書を見て「結果が基準外」だった場合は、対象器具を使った過去製品の品質を遡って確認する必要がある(遡及調査)。
- 社内校正を行った場合でも記録はしっかり残してエビデンスにしましょう
まとめ
校正証明書はただの「合格証」ではなく、 測定器の信頼性を担保する公式な証拠書類 です。
品質管理の現場では、必ず「校正日・結果・トレーサビリティ」を確認する習慣をつけましょう。